20XX年2月7日
強迫性障害。
その可能性を、義父母が夫に指摘する前に、夫は自ら病院に行っていたことが発覚した。
夫自身も自分の様子がおかしいな?と感じたのだろうか。
それとも、他の人から指摘されたのだろうか。
「アダルト・チルドレン」についての本を購入して読んでいた。
更には、自らメディカルクリニックに予約し、精神科に相談していたのだ。
しかし、そのクリニックで、あろうことか、ドクターが私のことをめちゃくちゃに罵ったそうだ。
夫の一方的な話を聞いただけで、私のことを断罪し、
「そんな嫁は追い出すべき。」
「俺だったら、そんな女は家から叩き出すね!」
と言ったそうだ。
夫はドクターとのこのやり取りを全て録音しており、それを義父に全て聞かせた。
1時間近い録音の中で、ドクターは私のことをケチョンケチョンに言い放ち、
「早く離婚して、それからメンタルの治療した方がいいよ!」
と言ったそうだ。
義父からその話を聞き、にわかに信じがたかった。
医者がそんなことを言うだろうか。
自分がおかしいのかも?と思ってやって来た患者に、一方的な話しか聞いていないのに、そんな無責任なことを言うだろうか。
しかし、録音された肉声はまぎれもないドクターの言葉だ。
夫が私に、出てけ!出てけ!と強く言うようになったのは、1月の中旬から下旬くらいだ。
クリニックに行ったのはその頃らしい。
ドクターの言葉を聞いて、夫はこう確信してしまったのだろう。
「俺は悪くない。
悪いのはあいつ(私)。
あいつ(私)を追い出せば、俺は幸せになれる。」
その某メンタルクリニックは、いまだ青山辺りに健在している。
訴えたいくらいである。
しかし、全ては離婚する方向に流れているのではないかと感じた。
自分の力ではもう、どうすることもできない、何か大きな力に導かれているようにさえ感じる。
ドクターがそんなことを言うのだ。ありえないだろう、普通。
そして、夫はAmazonでこんな本を購入していた。
「男の離婚ケイカク クソ嫁からは逃げたもん勝ち なる早で!!!!!」
すごいタイトルである。
こうして、賽は投げられた。
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