20XX年4月6日
夫と息子が帰ってこないなーと思っていた夕方。
息子から電話があった。
「今から、Nさん(ボクシングのトレーナーさん)の夫婦と、お寿司屋さんに行くんだけど。。」
私「え!そうなの?!お寿司屋さん?!」
息子「ママは用事があるから行けないって、パパが言ってるんだけど、本当?」
私「・・・。いや、、用事ないけど。。。」
息子「やっぱり。。。」
息子の怒りと悲しみの混ざった声が聞こえる。
「・・・やっぱり、パパの嘘なんだね。」
息子にどう声をかけていいのか、わからない。
平気で息子に嘘をつき、母親である私を置き去りにして寿司屋に行くという意地の悪さ。
因みに、私はお寿司が大好物である。
私が一番好きな食べ物であることは、もちろん、夫も知っている。
本当に、本当に、嫌な人だなぁ。。。
心からしみじみと感じる。
私のことを貶めたいのはよくわかったが、それによって、息子の心にも傷をつけていることがわからないのだろうか。
お寿司が大好きなのに置き去りにされる私、嘘をつかれて悲しい息子。
誰得?!
結局、いつでも、夫は自分のことしか考えていないのだ。
私は息子に、「そっかー、いいね!お寿司。楽しんできてね!」と言って電話を切った。
夕飯を作り、一人で食べる夕飯がこんなに惨めで悲しいのは、人生で初めてだな、と感じ入る。
そして、考える。
これからのこと、今度どうしたらいいのか。
まずは離婚調停に向けて、準備をしないといけないだろう。
弁護士は雇わなきゃいけないのかな?何を準備したらいいのかな?
全く初めてのことなので、ネットで調べたりするものの、どうしたらいいかよくわからない。
やっぱりMさんに相談してみよう。
少し前から、あるママ友(Mさん)に、この家庭状況のことを相談していた。
Mさんは、息子同志が同学年で、小学校は違うものの、習い事のサッカーが一緒で仲良くなった息子友人の母親である。
何度か、皆でご飯を食べに行くことはあったが、それまでは二人で会ったことはなかった。
しかし、彼女が離婚しているような話は何となく聞いていたので、もしかしたら、私の今の状況を理解してくれて、相談に乗ってくれるかもしれないと、かなり思い切って連絡したのだ。
すると彼女は、私の今の状況について話を聞いてくれて、彼女自身の経験からアドバイスをしてくれることもあった。
それは、今の私にとっては、とても力づけられ、非常に感謝していた。
そうした経緯から、私はMさんに調停について相談をした。
離婚調停は、弁護士を雇わなくていけないわけではないらしいので、金銭的にも、弁護士は雇わずに、自分で対応する方向に決めた。
特に準備する書類はなさそうだが、心の準備が必要である。
初めて行く家庭裁判所。
裁判所に自分が呼び出されるときがくるとは、これまでの人生で想像したことがあるだろうか。
それだけでも、心に深い影を落とした。
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