20XX年12月26日
何となく、すぐには帰りたくなくて、息子と近くの山に登った。
体力がついて、私より先に歩く息子の背中が愛おしい。
なるべくゆっくり帰路についたが、家に近づくほど、帰りたくない気持ちが強まる。
もう一泊息子とどこかに行こうかと、近郊のホテルを検索してしまう。
しかし、逃げてはいけない。
息子のためにも、夫と仲直りをして、家族の将来について話し合うのだ。
とは言っても、ここ数日、夫と話し合いをしようとしても、夫は離婚一択しか突き付けてこなかった。
夫の心には、「離婚したい」しかないのだ。
話し合いをする前に、まずは夫が話し合いをしようという気持ちになってもらわないといけないのかも。
ということは、やっぱり謝ること以外に、今できることはないだろうな。。
そう思いつつも、ママ友と夫のメールのやり取りが頭にチラつく。。
私だけが悪かったのか?
夫は私に謝ることは何もないのか?
私も、夫との関係で、もう何年もずっと我慢してきたことは腐るほどあるのに、私だけが悪かったというのか。
様々な想いが心に渦を巻く。
そのままの想いを引き摺りつつ、家に着いた。
勇気を出すために、深呼吸する。
玄関戸を開けて、第一声。
「パパ、ごめんなさい」
と言って、土下座した。
※この時、温泉宿で息子と二人。
思いがけず、夫とママ友のメールのやりとりを見てしまって、とても悩みました。
とにかく誰でもいい、相談に乗ってもらいたいと思いました。
でも息子が部屋にいるのに、誰かに電話で相談したら、声が聞こえてしまう。
ロビーにでも行って電話しようかとも思ったけども、せっかく旅行に来たにに、部屋に息子一人残していくのは可哀想だと思い、この日は誰にも相談しませんでした。
でも!絶対に、一人で悩まない方がいい。
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