20XX年12月27日
待ち構えていた義父母を交え、話し合いが始まった。
義父が一階で息子と遊んでいる間に、二階を使わせてもらい、義母を交えた話し合いを行った。
とにかく事情が知りたい義母に、これまでの顛末（夫の主張）をお伝えした。
・夫はこれまで何年も、私のことで苛ついても我慢してきたと言っていること、
・夫としては子育ても頑張ってきたのに、私からは感謝の言葉もないどころか、夫を批判してきたことで、心のガラスがパリンと割れたこと。
⇒よって、私がいくら謝っても、そういうことを言ってくる私の本性は今後も変わらないと思うから、もう離婚したいと夫が言っているという内容である。
さらには、子供は夫が自分が育てたいから、私が一人で家を出て行って欲しい。
以上、夫の主張を聞いた義母は言った。
義母「そんなことで離婚なんてできるわけないでしょ！！！
嫁（私）ちゃんだって、もう結婚して10年も経って、これまで我慢してきたこと、いっぱいあると思うよ！
そんなの、あなた（夫）だけじゃないよ、皆そうだよ。
そうやって、言い合って喧嘩とかしながら、皆乗り越えていくもんだよ。
家族なんだから。
そんなことで離婚とか言うなんて、おかしいよ。
嫁（私）ちゃんも謝ったんだから、あんた（夫）だって謝りなさい！
それでもう終わりにして、可愛い息子ちゃんと皆で仲良く、また暮らせばいいでしょう。
この前だって、皆でパーティして、楽しかったじゃない！」
と、私が言いたかったけど言えなかったことを、義母が全て吐き出してくれたのだった。
私もそう思っていたけども、夫を傷つけたことへの謝罪を受け取ってもらえていないのに、こんな風に私が言ったら、余計に怒らせてしまう気がしていたのだ。
でも、それをズバリと、第三者の立場から話してくれた義母に感謝の気持ちが溢れ過ぎて、涙が止まらなくなってしまった。
ところが、、、
黙って聞いていた夫が言った。
夫「・・・なんで、俺が謝らないといけないわけ？
俺がこいつのせいで傷ついたから、もう離婚したいって話、聞いてた？」
・・・・・・
えーっと、なんて言えばいいのだろう。
私も傷つける言葉を言ってしまったから、もちろんそれに対して謝るし、もうそうならないように反省して努力したい。
だけど、私が突然怒り出したわけではなくて、その前の、なんていうのかな、根幹？
根幹がね、もう私達の関係って良くなくなってしまっていて、それって、私達二人の責任だから、私達二人でよく話し合って、解決に向けて努力していく必要があるのかな？ってね、
うーんと、そう思っているんだけど。
心の中で、言いたいことがあふれ出す。
夫のその一言から、私が言いたかったことが、この数日間、私が伝えようとしてきたことが全く伝わってないことが完全にわかって、心が悲鳴をあげている。
すると、義母が怒り出した。
義母「なんで、そうなるの？！
せっかく可愛い息子くんが産まれたんだよ？
嫁（私）ちゃんが産んでくれたんだよ？
心のガラスがパリンと割れたって！？
嫁（私）ちゃんだって割れてるよ、とっくに。
どうしてやり直そうと思えないの？！」
義母は、実母ではないのに、こんなにも私の心を代弁してくれる。
本当に感謝しかない。
しかし夫は溜息をついて、
夫「もう、あんた（義母）がいると全然意味わかんないこと言ってくるから、
話し合いになんないんだけど。
どっか行ってくれる？」
女神が退場である。
義父とバトンタッチとなった。
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夫との話し合いは平行線でした。
夫は離婚一択しか頭にないし、私は復縁しか考えられなかった当時、義父母という第三者に間に入ってもらったことは良かったと思います。
その後、義父母に相談しやすくなったことで、私の精神面が守られました。
誰かに相談する、これは本当に大事なことだと思います。
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