20XX年3月28日
仕事がない土日は、なるべく息子と一緒に過ごしたいが、夫がべったりと息子にくっついて離れないので、なかなかそれが出来ない。
桜が咲いているから、週末にお花見したいね、と数日前に息子に話していた。
しかし朝、夫が「今日はサッカー終わったら、帰らないで、午後そのまま塾に行く。
塾のバッグも用意して」と息子に言った。
息子は、「えー、ママと花見したかった」と言った。
夫はそれを無視して、そのまま家を出て、玄関扉の向こうで待っている様子。
息子は夫に聞こえないように小声で、私に言った。
「パパ、病気になってからさ、、
本当に、家の中の雰囲気が良くない。。
もういやだ。。。
パパに何を言っても、
冗談も通じないし、
何か、、変な、嫌な、返事ばっかりで、、嫌になる。」
息子はまだ、夫のことを病気だと思っているようだ。
夫が本当に病気かどうかは、もうわからない。
でも、息子にとっては、夫は病気だと思ってくれている方が、気持ち的に楽かもしれない。
私は息子に、こう答えるしかない。
「そうだね、、なんとかしたいね、、。」
無力な自分が嫌になる。
夕飯時、息子が何気なく、「疲れたー」とため息をついた。
すると夫は、
「じゃあ、勉強辞める?!
ボクシングも、塾も、全部辞めていいよ。」
と冷たく言い放った。
息子は慌てて答えた。
「いや、辞めたいとか言ってないよ」
しかし夫は更に続ける。
「いいよ、いいよ。
文句言うなら、全部辞めな?」
そんなやり取りに見かねた私は口をはさんだ。
「〇〇(息子)だって、ため息ついたり、疲れたくらい言うよ。
家なんだから。
そういうこと言っちゃいけないの?」
夫は冷たく言う。
「ママには話してない。」
空気が読める息子は、急いで夫に謝った。
「パパ、ごめんなさい。」
あーーーーーーーーー!!!!!!!!
自分の家で、「疲れたー」とか言えなかったり、ため息もつけないなんてこと、
ある?!
そんな家は嫌だ。
私は嫌いだ。
そんな家だったら、帰りたくない。
少なくても、私は無理。
嫌悪感で蕁麻疹が出そうである。
息子、、、ごめんね。
全く、なんにも、一ミリも悪くない息子が謝らなくていけない家の中。
申し訳なさ過ぎて、頭がおかしくなりそうだ。
大切な息子と、楽しく、笑顔で家で過ごしたい。
そういう家をつくっていきたい。
私の願いは、この時から決まっている。
しかし、まだまだ、この戦いは続くのである。
コメント