20XX年5月13日
夫は夜11時くらいに一人で外出し、翌朝5時に帰宅。
また、翌日も同様に夜0時近くに外出し、夜中3時半頃に帰宅した。
そんなに毎晩、どこに行っているのだろうか。
探偵をつけるべきか迷っている。
夫が、私の出張を不貞行為だと裁判を起こそうとしていることを考えたら、私こそ、夫の不貞行為まがいをきちんと調べておく必要を感じていたのだ。
しかし、探偵の会社には一度相談しには行ったが、大変高額である為、ある程度この日だ!という確信がなければ、なかなか依頼することが難しい。
念のため、幾つかの探偵事務所の価格帯や依頼までの流れは把握しておき、この日だという確信がある時までには、最も依頼したいと思えた探偵事務所と契約までは結んでおきたいと思っていた。
5月15日
昨晩、息子が好きなツナカレーコロッケを作ったが、塾から帰宅した息子は買い食いして帰ってきたらしく、お腹を空かせてなかったが、少しだけコロッケを食べた。
私と夫もコロッケを食べたが、それでも三つ残ってしまったので、冷蔵庫に入れておいた。
土曜日である今朝、午前中に用事があり外出していたが、お昼くらいに帰宅した。
昨晩の残ったコロッケで、お昼ご飯にコロッケサンドを作ろうと思い、キャベツとパンを買って帰った。
夫は自宅に居たが、息子は遊びに出かけたらしく不在だった。
息子にも食べさせてあげたかったので残念ではあったが、自分のお昼ご飯としてコロッケサンドを作ろうと、冷蔵庫を開けた。
三つ残っていたはずのコロッケがない。。。。
私が外出中に、夫と息子が食べたのかな。。
それならいいけども。。。。
しかし、何となく嫌な予感がして、キッチンの生ごみの袋を開けて中を見た。
生ごみ袋の中に、私が作った三つのコロッケが捨ててあった。
余りのショックと驚きに、リビングにいた夫に聞いた。
「コロッケ、捨てたの?!」
こんなこと、息子がやるはずはない。
当然、夫の仕業だ。
第三者が家に入り込んで、コロッケを捨てるはずないんだから。。。
「食べ物を捨てないでよ。。。。
食べようと思ってたのに。。。」
そう口にするのが、やっとだった。
ショックと、怒り、悲しみ、本当にたくさんのつらい気持ちが押し寄せて、この一言を発することが精一杯だったのだ。
人は、本当に悲しくて怒っているときに、その気持ちを表す言葉を知らない。
言葉にならない想いというのが、本当にあるんだと感じた。
このツナカレーコロッケは、息子が保育園の時から気に入って食べている料理であり、息子に喜んでもらいたくて作ったものだ。
人が愛情込めて作った料理を、平気で捨てる男、それが夫なのである。
人の親がやることではない。
そんな酷いことを平気でやる人間を、私は許すことが出来ない。
決して、私の大切な息子を、この人に託したくない。
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