突然の離婚通達

20XX年12月21日

午前10時頃、いつものように図書館で勉強していると、主人からラインのメッセージがあった。

何気なく携帯に目をやると、それは突然の離婚通達だった。。

動悸と動転。

そこそこ長めのラインのメッセージを食い入るように読んだ。

要約すると、

私に言われた言葉に傷ついた、

今まで我慢してきたけどもう限界だ、

私とは結婚生活を続けられないと思った、

離婚したい、

という内容であった。

様々な思いがよぎる。

子供のためにもそんな選択はしたくない。。

そもそも、傷ついた言葉?ってなに??

12年の結婚生活の中で、私も沢山傷つくことはあったけど? 

それについてはスルーだけど、自分(夫)が傷ついたら離婚になるの?

我慢してきた? 

確かに、夫から何か文句を言われたことはなかったが、それこそ、何か相談も要望もなければ、気遣われることもなく、嬉しい言葉もなかった。 

たまに発される言葉は、私への配慮の無さが溢れた無神経な失言

そもそも、もう何年も、夫婦らしい会話なんてなかったのだ。

ああ、でも思い出されることは、主人の無神経さに私は失望した、そして確かに怒りの言葉をぶつけたことは多数あった。

そこは私が悪かったんだと思う。

だけど、たった二日前には、親族を呼んでクリスマスパーティをしたのだ。

毎年息子の誕生日クリスマスには、親族を呼んでパーティをしている。

料理が好きな私は、パーティの二日前くらいから料理の準備はもちろん、親族へのプレゼントの用意や家の掃除まで全て担っている。

確かこのとき、買い忘れたものがあって、外出していた夫に買い物を頼むラインを送っていたのが、離婚通達の前の最後のラインのやり取りであった。

夫は一体どんな気持ちでパーティに参加していたのか。

ますますわからなくなる。。

そして、この日がXデーとなった。

 

※まるで、映画やドラマのようなことが、現実でも突然起こるのです。

そうです、まるでドラマのような、突然の「離婚しようよ」

脚本:宮藤官九郎・大石静さんのダブルタッグのドラマじゃないんだから。。。

私は40歳を過ぎてから、そんな現実を突きつけられました。

 

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