20XX年2月25日
自宅に、明らかにバレンタインデーというような装いのチョコレートが置いてあった。
そして、それを夫と息子が食べていた。
あ。そのチョコレート。
見覚えがあった。
つい先日、Instagramのストーリーで、Mさんが息子へのバレンタインチョコ!みたいな内容でアップしていたチョコレートと、まさに同じものであった。
一瞬で察する。
Mさんは、私の夫と息子にも同じチョコレートをくれたってわけね。
なんて、気持ちの悪い。。。。
他人の主人と息子に、普通あげなくないですか?バレンタインチョコレート。
Mさんが息子にあげたチョコと同じだったからって、別に、他の人からもらったかもしれないじゃない!と思われるかもしれないが、私は確信していた。
なぜかというと、そこのお店のチョコレートはニッチなのだ。
実は、私も3年くらい前のバレンタインデーだろうか、同じお店のチョコレートを息子と夫にあげたことがある。
南青山にあるお菓子屋さんで、植物性食材のみを使用し、添加物不使用でオーガニック、というような安心安全なお菓子が売られていて、とにかくパッケージの箱も可愛いので、私もお気に入りのお店だった。
お高いので通常使いはしないけども、せっかくのバレンタインだからと、安心安全なお菓子を息子に食べてもらいたくて、そこで購入した覚えがある。
息子は当時チョコレートがそんなに好きではなかったので、チョコレートが少しだけかかったクッキーを売っていたことも、そこのお店を選んだポイントだった。
バレンタイン市場は、数あるチョコレートブランドの戦場だ。
そこの南青山のお店はバレンタインだからと言って、特別派手な宣伝もしないし、知る人ぞ知るお店なので、他人とかぶるとは到底思えない。
もしもそれがゴディバだったら、Mさんからのプレゼントかなんてわからないけども、この南青山のお店だったからこそ、絶対Mさんからの贈り物だと察したのだった。
この翌日の土曜日、息子は塾があったが、夫はそれを早退させ、息子をカフェに連れて行った。
カフェには、夫と息子、Mさんと息子A、あと若手ボクサー(夫が主催しているボクシングクラブのコーチとして来てくれている人)の5人だった。
そのボクサーがMさんに何か相談があったらしく集まったそうだ。
夫はこうしたことを私に一言も話さないので、勿論この情報は、その日の夜に息子から聞いた話である。
私は思った。
Mさんと夫とボクサーだけで良くないですか?
なんで、私の息子を塾早退までさせて、そこに連れてく必要あるん??
息子は受験生なのだ。
Mさんの息子も同席することになったが、子ども一人だと退屈しちゃうから、うちの息子を塾から呼び戻したのですか?
Mさんの息子Aは受験しないらしいけども、うちの息子は受験するのですよね?
夫は、一体誰のためを想って行動しているのだろうか。
一番に考えるべきなのは、退屈しちゃうかもしれないMさんの息子Aではなく、受験生である自分の息子のことなんじゃないの?
むしろそれって、Mさんのことを想っての行動だと思う。
そして、夫自身の、自分のためでもある。
そんな身勝手な夫に、絶対に息子の親権を渡してはならない。
しかし、息子は塾をサボって友人とカフェで遊んでただけなので、むしろラッキーだと思っている。
この状況をどうしたらいいのだろうか、と頭を悩ませる。
明らかに毒親だと思う夫の行動について、どうしたらいいのか、全く考えが纏まらない。
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