20XX年1月22日
朝、夫が息子に向かって、塾のテストのプリントを整理するように言った。
三つのケースは夫が用意したもので、夫の指示としては「復習したもの」と「これから復習するもの」に分けるようにとのことだった。
指示は二つに分けるという話だが、ケースが三つあることで、息子は戸惑いつつ、プリントを仕分けした。
すると、隣で見ていた夫が急に大声を出した。
「これ!復習したの?!」
息子は「してないよ」と答えた。
すると夫は、息子の頭を叩いた。
息子が怯えていると、夫は大きな声で怒鳴った。
「嘘つくなよ!!!
復習してないプリントも、した方に入れるなよ!!
嘘つき!!!」
ここまでは、もしかしたら、よくある話なのかもしれない。
家庭内で行われるやり取りとして、そんなに珍しい話ではないかもしれない。
他の家庭がわからないので、何とも言えないけども。
しかし、私はその次に夫が放った言葉が猛烈に悲しく、つらかった。
「信用してたのに。
もうお前は嘘つくから仕分けするな!!!」
息子の言い分も聞かずに、失望を伝え、リベンジもさせない。
一度の誤ちも許されないという鬼状況。
それは、躾なの?
躾って、本当にどこまでが躾?
よくわからなくなってきた。
息子は当然悲しくなって、部屋を出て行った。
追いかけると、洗面所に鍵をかけて籠っていた。
部屋に戻り、私は夫に言った。
「あんな言い方をしないで。」
夫は黙って、外出してしまった。
何を言っても変わらない夫。
躾と躾ではないことの境目が難しい。
私にとっては、息子の頭を叩いた時点でアウトだし、言葉の酷さにも耐えられない。
しかし、優しい言い方だけでは、子どもの頭に入って来ないという可能性もあるのかな。
それでもやっぱり、息子の言い分を聞かないことや、「信用してたのに」という言葉を放つほどのことなのか等々について、夫の行動を容認できない自分がいるのだ。
一方で、夫からは離婚を迫られている状況も同時進行しているので、自分がどうしていいかわからないでいる。
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