20XX年1月21日
水面下での夫とのメールのやり取り。
繰り返されるのは、お互いに同じ主張。
私の主張は、大きな部分では、やはり互いに反省すべき点はあるから、それを擦り合わせて、再び家族として生きていきたいという希望は変わらない。
しかし、小さなところでは謝るべき点はあると思ったので、再び、謝罪のメールをした。
夫の不満では、私が働いてない、就職する気がない、ということだったので、そこの気がかりについては謝罪と不安解消したいと思ったのだ。
「仕事などでストレスもある中で、私が試験勉強中で就職活動していないことがプレッシャーだったり、不安な気持ちにさせてごめんなさい。
まだ資格は持っていないのだけど、その前に活動できることがあるか、ハローワークに聞きに行ったり、募集を出している企業にいくつか問い合わせしてみたよ。
でも、試験が通ってから連絡してください、という返答ばかりで。。
今年の国家試験に受からなかったら、また来年になってしまうから、その場合は勉強しながら、アルバイトでもするね、ごめんなさい。」
と送信した。
夫の返答は、
「僕の言いたいことは違う。
不満を他人のせいにして取り繕う貴方(私)の姿への失望が極限にきたんだ。
僕(夫)に対してだけの話ではなくね。
あの貝料理の日
あの時、心でパリンと敗れた音がした。
頑張りを労ってもらえない、働いてくれない、とかはどうでもいい。
褒めてもらいたくてやっていることではない。家計もどうにかなっている。
ただもっと前向きにいて欲しかった。
楽しく仕事や勉強を頑張ってる姿があるだけでも家族はハッピーだよ。」
と、こんな感じだ。
こうやって、夫の離婚したい理由として出てくる内容について、謝罪や解決方法を提案しても、問題はそこではないという話になってしまうのだ。
なんなら思ってしまう。
楽しく仕事や勉強を頑張ってる姿を見せられなかったことって、離婚に値することなの?
私も見たことないよ!夫が楽しそうに仕事しているところ!!
それはOKだけど、私はいっつもニコニコ楽しそうじゃないとダメなんだ?
なんなの?それ。AIじゃないんだから。
全く話し合いにならないのだ。
問題点を出し合って、互いに解決できる方法を考えて、トライ&エラーでも試していきたいが、全く、何も受け付けてくれない以上、ここから先には進めないのだ。
謝罪や提案を受け入れてくれなくても、めちゃくちゃ距離間のある関係性を少しでも和らげたくて、日々の生活の中で、感謝の言葉を伝えたり、トゲトゲしないように優しい言葉をかけるように努めた。
そうすると、決まって夜にはこんなメールが。
「優しくしてくれたり、感謝してくれなくていい。
応えられないから、心の負担になるだけだから辞めて。
だからって許さない。」
何をしてもこんな感じでは、こちらもなかなかパワーが失せる。
更には、
「あなた(私)の本質は、貝の時に、僕(夫)に要領よくやって!と言った人なんだと思う。
僕(夫)のあなた(私)への感情はその時のまま。
表面的な優しさでは解決しない。
むしろ、表面的な対応でウヤムヤにしようとしているのか!という反発心が生まれる。
だから、もう無理するのはやめよう。
別れる前提で、色々と決めるべきことを決めよう。」
というメール。
夫の心は、離婚一択。
それ以外の思考はゼロなのだから、話し合いなんて何度やっても無駄なのだ。
お手上げ状態の私は、義母に相談した。
無論、私の実家の家族にも相談はしているが、私の家族では夫のことはよくわからない。
夫のことをより知っている義父母に相談する方が現実的な解決法が見つかるかもしれないと思ったのだ。年末の話し合い時に、間に入ってもらったこともあって、事情も通じていた。
義母の意見としては、夫は病気ではないだろうかということだった。
発言や態度も、これまでの夫からは見たことがないような様子だし、息子に対しての暴言も併せて、異常ではないか。
更年期障害なのか、はたまた、何か精神的な病気か。
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